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トップロープのビレイ

先日、月曜日に古賀志山に行ってきました。

平日だけあって静かな岩場と新緑を楽しんできました。

心配だった花粉も、もう大丈夫そうです。

昨日は講習生の方からトップロープの張り具合について質問がありました。

トップロープの張り加減は意外に難しくて、強く張ってしまうと動きを妨げたり、強すぎると上に引っ張り上げてしまったりすることがあり、確信犯的にそういうビレイを期待する方やサービスのつもりでそういうビレイをしている人もたまに見かけることがあります。

初心者の人には上まで登らせてあげたいという親切心からロープは張り気味になってしまうものですが、フリークライミングは自分の力のみで高度を獲得するのが基本です。

過剰なロープの張加減で引っ張り上げてしまえばそれはフリークライミングではありません。

ただし、地面まで落下する可能性がある登り出しや障害物に激突する可能性がある場合は、ビレイヤーの判断でロープは張らなくてはならないでしょう。それ以外でもハングドックのように最終的にフリークライミングでそのルートを登る過程として難しい部分をロープを強く張ってもらい解決するなどは良いと思います。

いずれにしろビレイヤーは、あまりロープを引きすぎないようにロープの弛みを取る程度にとどめて張加減はクライマーの状況に応じて変えていくのが良いのではないかと思います。